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2006年04月28日

沖縄はいろんなところでナンバーワン

新聞に、沖縄の介護保険料が都道府県別で3期連続全国1位という記事があった。
与那国島の保険料は6100円。一番安い岐阜県七宗町の2200円と比べると3900円の差だ。

この差は、町にどのくらい介護サービス、施設があるかの差とのこと。たくさんサービス、施設があると、利用料ということで保険料が増えるようだ。在宅介護中心のところだと、逆に保険料が減る。

沖縄には、そんなにたくさんの介護サービス、施設があるのか・・・。

・・・

実は、沖縄は他にも「全国1位」がある。知っているのを並べると、、、

離婚率、失業率、起業率。

うーむ。沖縄では人が「起業するぞ!」と意気揚々と会社を立ち上げるけど、うまく軌道に乗らず廃業して失業し、夫婦仲も危機に至る。で、老後は1人というのが多くなり、介護サービス、施設にお世話になるのが基本、、、ということだろうか。

安易な考えでしたね。沖縄の方、失礼。

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2006年03月25日

おれおれ詐欺、みずほ銀行で半減

おれおれ詐欺にターゲットにされた銀行のATMのなかで、みずほ銀行のATMの割合が昨年6月~9月に比べ10月~12月では半減したという。

→exciteニュース(毎日新聞)

その要因として考えられるのは、昨年9月にみずほ銀行が実施した1日にATMで引き落とせる限度額の引き下げである。通常のキャッシュカードでATMから払い戻す際の限度額を500万円から一気に50万円に引き下げたのだ(※偽造が難しいといわれているICカードは100万円)。ちなみに限度額を超える払い戻しは窓口で本人確認を求めたうえで応じている。

一度に50万円以上引き落とせないならば、犯人も捕まるリスクに応じた報酬を得られないと判断するのであろう。犯行抑止力として効果が出ているようだが、窓口の閉まっている夕方や休日に50万円以上払い戻す必要がでた際はどうするのだろう~。

現に「50万円しか払い戻せず不便だ」という声もあるらしい。

まぁ、庶民の私には不便云々の前にそんな大金を払い戻しできませんからどうでもいいことですが。

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2006年01月22日

デニーズが・・・

町を車で走っていたら、「セブンアンドアイ・ホールディングズ」の看板がファミリーレストラン「デニーズ」のところに出ていた。

てっきりデニーズが潰れてコンビニになったのかと思ったら違うようだ。ちゃんとデニーズの看板もセブンアンドアイのすぐ下に出ている。たぶん、デニーズがセブンアンドアイ・ホールディングズの傘下ですよという意味で新たにセブンアンドアイの看板をくっつけたのであろう。

しかし、とても違和感を感じる。セブンアンドアイの看板が、コンビニのセブン・イレブンの看板に似ているからだと思う。しかもセブンアンドアイの看板の色は清潔感ただよう白系であるのに対しデニーズのものは落ち着いた黄色形。一緒に並べるとセブンアンドアイの看板のほうが色的に目立つ。なんだかデニーズブランドに悪影響を与えるような気がするのは私だけであろうか。

・・・どうやら私だけでなかったようだ。

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2005年12月11日

TEPCOひかり終了?

KDDIと東電が提携してFTTH事業をすすめることが決定してしばらく経過した。いつか一戸建てを立てた際にはTEPCOひかりを引いて100M回線独り占めをたくらんでいたのだが・・・。

KDDIのFTTHはG-PON方式というもので、1本の光ファイバーを複数の加入者で共用する方式をとっている。TEPCOひかりはそれに対してシングルスター方式という1本の光ファイバーを1加入者で占有する方式だ。これこそがTEPCOひかりのウリであり、私がTEPCOひかりを欲しい理由であったのだが、12月17日号の東洋経済において「東電との統合サービスはすべてG-PON方式に一本化することで合意している」とKDDI社長が語っていた。最終的にTEPCOひかりサービスは終了のうえ、統合サービスへ移行するらしい。

実際のところはどうなるのかわからないが、私の「100メガ独り占め」という野望を達成できる環境が整ったときにはTEPCOひかりがなくなっているかもしれないのぉ。

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2005年08月25日

トヨタのレクサスにディーゼルエンジン搭載?ハイブリッド戦略はどうなった?

まもなく上陸するトヨタのレクサスブランド。先日もその話題をブログで取り上げた。

トヨタは、地球に優しいだけでなく、加速性能にも貢献するハイブリッドエンジン(ガソリンと電気モーターを組み合わせたエンジン)を開発。そしてアメリカで大成功したレクサスという高級ブランド車に搭載することで、欧州の高級車にも対抗できる車を生み出したのだ。

今後、トヨタはこのハイブリッドエンジンを全車種に搭載し、世界展開していく様相を見せていたが、読んだ雑誌によると今年11月、レクサスの中型セダン「IS」にハイブリッドでもガソリンでもない、ディーゼルエンジン搭載タイプをラインナップさせるという。ハイブリッドが本命ではなかったのか?

・・・

どうやらディーゼルエンジン搭載車は、欧州対策のようだ。

欧州では、ガソリン車ではなくディーゼル車が主流。1997年、自動車部品の世界最大手であるドイツの「BOSCH(ボッシュ)」がディーゼル乗用車用の新燃料噴射技術「コモンレール・システム」を開発したことを契機に、欧州ではガソリン車からディーゼル車へニーズがシフトしていった。

ディーゼル車といえば「汚い、うるさい、臭い」と良いイメージが日本ではあまりないが、コモンレール・システムによって弱点を解消。排ガスに含まれるNOxやPMといった地球に悪い物質の放出量は規制値をクリアし、騒音振動も低減。さらに燃費も向上した。

ディーゼルエンジンを同排気量のガソリンエンジンと比較すると、最高出力や出足の加速はほぼ同じであるものの、最大トルクと追い越し加速面において断然ディーゼルエンジンのほうがよい成績を出すことがわかっている。そしてCO2排出量はディーゼルのほうが断然少なく、環境にもやさしいのだ。

その結果、欧州におけるディーゼル車販売比率は1997年に20%強だったものが、今年50%を突破した。新車販売台数内訳では、ベンツMLクラスの9割、BMW全体の7割がディーゼル車という内訳になっている。米国では、環境保全派のセレブがトヨタ「プリウス」などのハイブリッド車を購入しているが、欧州ではCO2排出量がガソリンエンジンよりも少ないディーゼルエンジンを積んだ高級車を購入するという現象が起きているようだ。

さらに米国で8月8日、包括エネルギー法というものが成立した。この法律の中には、優遇税制措置をハイブリッド車だけでなく、ディーゼル車にも与えるとある。さらに2006年から全米でディーゼルエンジンの燃料となる軽油の低硫黄化規制が始まり、燃料自体のクリーン化も進む。ブッシュ大統領までも「米国は自動車メーカーがクリーンな最新ディーゼル車を造ることを奨励する」と発言した模様だ。

これを受けてBMWは米国に2007年ディーゼル車投入を表明。ベンツのダイムラークライスラーも99年に一度販売中止したディーゼル車を昨年春からEクラスで復活。2007年から全車種展開する様子。

トヨタがレクサス「IS」にディーゼルエンジン搭載タイプをラインナップさせる動機は、米国でレクサスブランドが大人気になっている間、まったく欧州でレクサスブランドが売れなかった&米国でもディーゼル人気が出てきた、というところにありそうだ。

トヨタがレクサスに搭載するディーゼルエンジンは、なんと世界トップクラスの排ガスクリーン化に成功しているらしく、性能は欧州勢を追い越しているとのこと。さすがトヨタ、抜かりがない。これなら欧州でハイブリッドがダメでも、売れるかもしれない。

しかし雑誌にはトヨタの回答として、本命はあくまでハイブリッドと載っていた。最終的に市場で天下を取るのはどちらだろうか。

私としては、最終的にハイブリッドが市場を制覇するのではないかと考える。ただし、ガソリン+電気モーターのハイブリッドではなく、もしかしたらディーゼル+電気モーターのハイブリッドかもしれないが・・・。

なんにせよ、化石燃料は限りがある。それまでに今と同等以上のパワーを持つ、持続可能なエネルギーを提案できないと大変なことになるであろう。

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2005年07月26日

おサイフケータイがヒット!?

昨年7月から始まったドコモの新サービス「おサイフケータイ」が今年7月になってヒットしているらしい。店舗や自動販売機などの会計時に携帯電話をかざすだけで決済完了となるサービス。高額なお金を携帯電話の「おサイフ」に入れることはできないので、主に小額決済向けである。

今まで、おサイフとなるサービス「エディ」に登録した顧客は80万件程度。エディ対応端末の出荷台数は5月末で370万台にも及んでいる中で、この数字は多いとはいえないであろう。

しかし、7月になって急に1日に1万件エディに新規登録というペースになった。どうやら、6月末に始めた「ピッ!とおトク」キャンペーン効果により認知度が急上昇したようだ。また、5%をポイントでキャッシュバックするというお得感が登録件数を後押ししたと言ってよいだろう。対応店舗も全国2万店に拡大しており、今後も対応店舗数の拡大は期待できる。

おサイフを出さなくても携帯電話をかざすだけで支払いできるという利便性は評価に値するだろう。しかし、小額決済にクレジットカードなどを使う風習がない日本において、リアルのお金ではない携帯電話による支払方法が今後定着していくのだろうか。

・・・

たしかに、コンビニなどで数百円の買い物をする際にクレジットカード払いをしようと考えることはない。なんだか数百円のためにわざわざクレジットカードで支払うのは面倒だし、ちょっと恥ずかしい気持ちになるのだ。なぜだろう。

2つの理由が考えられる。
1つ目は、時間的デメリットという点。クレジットカード払いとなると、サイン等の手続きが必要になって会計時間がリアルのお金で支払うときよりも格段に長くなる。デビッドカードだって暗証番号入力といった手続きが必要だ。さっと会計を済ませたいときにはキャッシュのほうが断然早い。
2つ目は、マイナーな支払方法という点。まだまだ大半の人が小額決済時にリアルのお金によって会計を済ませている中、一人だけクレジットカード払いといったマイナーな支払方法を選択するのは恥ずかしいのだ。周りと皆同じであることを好む日本人にとって、マイナーなものは避けられる傾向にあるだろう。

「エディ」は、決済時にサインや暗証番号の入力など必要なく、一瞬で会計終了となる。時間的デメリットはリアルのお金のとき以上に解消された。さらに、おサイフケータイの場合は、カード式のエディが抱えていた「どこでお金をチャージするのかわからない」といったデメリットも解消。いつでもどこでもインターネットバンクなどからお金をダウンロードできるようになるのだ。

この利便性があれば、対応店舗が増え、利用者が増えていけば自然とメジャーな支払方法となっていくであろう。ただし、まずは1人で支払いを完結できる自動販売機やコインパーキングなどの場所から対応機器の設置拡大を行うべきである。


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2005年07月24日

NTTドコモの巻き返しから考える携帯電話へのニーズ

雑誌で、NTTドコモの携帯電話解約率が1%以下(2005年1月~3月)を達成したという記事を読んだ。2004年度年間を通じてもわずか1.01%の解約率だという。同時期のauの解約率は1.44%、ボーダフォンは2%弱。たしかに低解約率である。どうしてそんなにドコモの人気が高まったのだろうか。

雑誌では、低解約率の理由として、ファミリー割引やパケット定額制の導入、家族内メールの無料化、ファミリー割引2ヶ月繰越の適用など、料金値下げ施策を実施したことによるものという。

しかし、私は低解約率の理由としてこれだけではないと考える。上記の料金値下げ施策は、すでに他社が行っているものであり、他社と同じスタートラインに立つために必要最低限必要な経営戦略である。他社を抜きん出て低解約率を達成できたのは、ドコモが消費者に対してiモード以来の”ドコモを持つことによる自分らしさ(オリジナリティ)”を再び提供し始めているからではないだろうか。

・・・

具体的に言えば、デザインのバリエーションはもちろん、スライド式液晶画面や指紋認証機能などのオリジナリティ溢れる機能、サービスを持たせた携帯端末の市場投入である。

日本における携帯電話のシェアナンバーワンは昔からNTT系列のドコモであったが、第3世代携帯電話(データ通信速度がアップ)としてFOMAを出したあたりからドコモの勢いは衰えはじめた。また、J-PHONE時代には多くの若者のシェアを確保していたボーダフォンも、外国資本になってから人気が低下し続けている。その間、限りあるシェアを奪っていったのはauであった。

かくいう私も、J-PHONE⇒ドコモ⇒auと携帯電話のキャリアを変えてきた。

私的な目線から見てみよう。
J-PHONEを選んだ理由は、当時モノクロ液晶が主流の中、先陣を切って市場投入されたシャープのカラー液晶搭載携帯電話が格好よかったから。その後も、高精細画面やメール保存件数量の増加など魅力的な機能を持った機種が登場し、写メールやJステーション(今いる場所のホットな情報を配信するサービス)など魅力的なサービスが市場初で登場し続けたので好んでJ-PHONEを利用し続けた。
しかし、ボーダフォンになってからは、あまり魅力的な機種もサービスも提供されず、目線はiアプリを史上初で搭載し始めたドコモへ移っていった。iアプリに将来的にJRのSuica機能が搭載されるという話も魅力的であった。唯一、気に入ったデザインがあまりない上に機種の価格が高いというのが乗り換えの足を踏みとどまらせたが、結局ドコモにチェンジ。ところが、電話料金が高い、メール新着確認に予想外にお金がかかる等、さまざまな不満が。
そんなおり、auの個性的なデザイン溢れる機種に目移り。パケット定額制といったサービスも魅力的だったため、ばっさりドコモをやめた。

振り返ってみると、先進性ある機能やサービスに魅力を感じて乗り換えてきたという経過がわかる。私は新しいモノ好きなので、先進性ある機能を備えた格好よいデザインの携帯電話に自分らしさを感じて惹かれてしまうのは自然といえよう。
今や、携帯電話は腕時計やネクタイと同じように日々身につけるモノのひとつとなっている。つまり、自分らしさをアピールするアイテムのひとつなのだ。待ち受け画面の画像や着信メロディを多くの人が自分の好きなものに変えていることからもわかる。
つまり、人々は数ある携帯電話のラインナップから自分らしさをもっとも表現できるものを選びたいと考えているのではないだろうか。

以前は「携帯電話といったらドコモ」という高付加価値のブランド・イメージがあった。そのブランド・イメージを確立できたのは、シェアを最初から囲い込んでいたという既成事実以外にiモードの成功というものがあったであろう。iモードを使いこなしている人をみると、なんとなくうらやましい感じがしたものである。しかし、他社の猛烈な追いつき、追い越せの中でドコモのiモードが提供するインターネット接続サービスは当たり前の装備となり、ドコモに残ったのは機種や料金が高いという割高感だけであった。必死に市場初で出した第3世代携帯電話FOMAも、重たくて電池がすぐ切れるという悪い評判が立ってしまった。

しかし、今やついにドコモも他社に追いついた。オリジナリティ溢れる機種を続々と投入し、FOMAのマイナス面もかなり改善されたようだ。割高感のあった料金設定もここにきてすべて値下げである。

今後、番号ポータビリティ(どの携帯電話会社に変更しても、電話番号が変わらなくなる)が開始され、新規携帯電話事業者も3社加わってくる。ますます、携帯電話会社の提供する「個性」が重要になってくる時代がやってくるであろう。

そして最近では、「おサイフケータイ」サービスが注目に値する。今まで「チャージしにいくのが面倒だしどこでチャージすればよいかわからない」というのが「エディ」の問題点であったが、携帯電話に組み込むことでどこでもチャージ可能となり、利便性が増した。最初は抵抗感がありそうだが、利用する人と利用できる場所が増えるにつれ、日本でも現金以外の小額決済が流行となる可能性もある。JRのSuicaが良い先行例だ。まもなくそのSuica機能も携帯電話に搭載されるようなので、今後の携帯電話市場には目が離せない。

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2005年06月19日

まもなくレクサスブランド上陸

1989年に米国でスタートしたトヨタの高級車ブランド「レクサス」が今年の8月末に逆輸入で日本上陸する。

注目すべきは、レクサスにもガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドエンジン車を2006年にも投入してくることだ。

すでに、日本国内でもハリアーのハイブリッドを投入していることからわかるように、トヨタはハイブリッド技術を今後全車種へ展開していくようである。すなわち、トヨタはハイブリッド技術をワールドワイドで商用化できるレベルまで完成させたと宣言しているに他ならない。

・・・

そういえば、友人のブログで、ずいぶん前に「トヨタのハリアー(とクルーガー)のハイブリッドカーはすごいらしい。今までエコをうたい文句にしていたハイブリッドだが、マシンパワーの向上に振ったとのこと。どうやら下手なターボよりよっぽど速く、異次元の走りだそうだ。ポルシェが興味を示すのもわかる気がする。このままいくと動力=エンジンという従来の図式が変わるかもしれない。」と書かれていた。

最初のハイブリッド・カー「初代プリウス」は、あまり人気が出なかった上に、作れば作るほど赤字になるという代物であった。しかし、2代目プリウスで速度性能の向上に成功し、2005年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。さらに雑誌で読んだところ、今度のハリアーに搭載したハイブリッドシステムは2代目プリウスの2.4倍の加速性能向上に成功し、ベンツやBMWといった欧州車の加速性能以上の性能を実現したようだ。

これはいろいろな意味ですごいことである。
京都議定書が締結されたように、今後はグローバルなレベルで環境への貢献度がどの業界でも検討課題になる。ハイブリッド車はその点、燃費向上という意味で大きな貢献をすることができる。
さらに注目すべきは、自動車業界をリードしてきた欧州車の加速性能に追いつき、追い越したこと。未だハイブリッド車を商用化させているのは日本のトヨタとホンダ以外には存在しない。低燃費で地球に優しい上、ワールドワイドで通用する欧州車の性能を追い越しているなら文句の付けようがない。

そして、高級車として位置づけているレクサスブランド車にハイブリッドシステムを投入するということから、ベンツやBMW等に代わって世界で「車といったらレクサス」と人々に意識づけようとするトヨタの意図がありそうだ。

高級車に求められるのは、室内の静寂さ。レクサスはその静寂さで米国において10年とたたないうちにベンツやBMWを押さえて高級車市場販売トップの座についた経験を持っているという折り紙つきの高級車である。しかし、まだまだ欧州ではトヨタをはじめとする日本勢はシェアがかなり低いままだ。レクサスハイブリッドはこの欧州における日本勢の地位をかえるかもしれない。いや、私は変えるだろうと思う。なぜなら、まだベンツやBMWといった欧州勢はハイブリッド技術を確立できていないから。世界でエコロジーに敏感な欧州だからこそ、ハイブリッド技術を搭載したレクサスは成功する可能性が高い。

私も、お金が余ったらベンツやBMWなどの高級車を片手間に購入してみたい、、、とか微妙に考えていたりするのだが、これからはレクサスハイブリッドを購入してみたい、、、と考えるようになるかもしれない。

追伸
余談だが、最近トヨタでは、「日本独創」という言葉が流行っているらしい。日本独創とは、「日本独自の可能性を磨き上げて世界に挑戦しよう!」というような意味である。トヨタでは、ハイブリッド技術などがその「日本独自の可能性」なのだろう。私もその考えには賛成だ。所得水準が比較的高くなった現在、世界経済で日本企業および日本人が生き残っていくためには、誰でも学べばできるような商品、技術やサービスだけに力を入れているのでは、賃金水準の低い国々に価格の面で負けてしまう。日本発の商品、技術やサービスを生み出し、世界レベルで勝ち残れるだけの体力をつけさせることがこれからの私たちに必要ではないだろうか。そのためには、社会や企業などにおいて新発明を促す土壌を充実させるための投資が必要だ。

あ、でもその投資資本を生み出すためには社会や企業に余剰利益が必要だわな~。早く景気回復しないと。。。皆さん、お金をたくさん使って景気回復に貢献しましょう!(でも守銭奴の私はレクサスハイブリッドを買うために貯金します。)

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2005年02月23日

ニッポン放送vsライブドア

ニッポン放送が株を大幅に新規発行するとは思わなかった。乗っ取りを防ぐための新株発行って商法で通じるのだろうか?ライブドアがニッポン放送の実権を握ると思っていたので、残念。(でも、大株主なので新株発行に反対できたりしないのかな?)

今回の事件は、個人的にかなり興味深い。ライブドアがニッポン放送の株を買い付けた後、世の中のメディアや政治家たちは、こぞってライブドアを非難した。しかし、裏技的な株式買い付けを行ったことは、「行えた(その買い方が認められた)」時点で悪いことでもなんでもない。その買い方を皆が知らなかった(やらなかった)だけで、特許みたいなものであろう。

資本主義の世の中、大株主が企業の経営に口出しするのは当たり前。堀江社長が話した「支配する」という言葉は、知らない人が聞けば嫌悪感を覚えるかもしれないが、経営について少しでも知識があれば特に違和感のない言葉である。

個人的には、その言葉の切れ端を、さも悪事のように大々的に取り上げるメディアや、いきなりメディアの前でライブドア非難をする元総理大臣の森さんなどに「?」を覚えた。

とくに、元総理の森さんがメディアの前に出てきたことは、フジサンケイグループと森さんはつながりがあるのではないか、フジサンケイグループが森さんに非難してくれと頼んだんじゃないか、などと邪推したくなる行動だった。

ただライブドア側からも、ニッポン放送を「支配」した後にどうしていきたいのかというビジョンがよく伝わってこない。企業秘密なのだろうか。

通信と放送の業界は、今後一本化の方向に進んでいくであろうことは私も予測できる。そのさきがけとしてライブドアが活躍するのではないかと期待していたが、順調にはいかなさそうである。

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