パソコン買うならネットが一番!BTO購入検討時に役立つ情報と各社比較

HOME > [特集]インターネットでパソコン購入時に必要な基礎知識 > CPU、キャッシュメモリ、FSB
【基礎知識INDEX】
デスクトップパソコン

ノートパソコン

キロ、メガ、ギガ、テラ

OS(基本ソフト)

マザーボード、チップセット

CPU、キャッシュメモリ、FSB
↓└You are here
メモリ

ハードディスク

光学ドライブ

ビデオコントローラ

モニタ

キーボード、マウス

サウンド関係

ネットワーク関係

その他オプション


CPUとは

CPUはパソコンの頭脳にあたるもので、すべての計算処理をまかなっています。ここでパソコンの基本的な能力が決まってしまうといっても過言ではないでしょう。

代表的なCPUメーカーは、Windows系のパソコンならばIntel社とAMD社の2社。普通はこの2社のCPUから選ぶことになるでしょう。車に例えるとトヨタと日産のようなものです。

CPUは時代に応じて高速化、高機能化し続けており、Intel社ならば「Core」「Pentium」「Celeron」、AMD社ならば「Opteron」「Athlon」「Turion」「Sempron」といったモデル名が技術の進歩具合等に応じて存在します。

そして、各モデル名ごとに「デスクトップパソコン向け」「ノートパソコン向け」や「高性能を求める人向け」「そこそこで構わない人向け」等、用途や性能、価格帯に応じて複数の種類が発売されています。

CPUの性能の違いについては、各社、○○GHz(ギガヘルツ)、○○MHz(メガヘルツ)といったクロック周波数という数値で現しています。このクロック周波数の数値が大きい程能力が高くなり、価格も高くなっていきます。ちなみにギガはメガの1024倍です。

面倒なのはIntel社とAMD社では、根本からCPUの仕組みが異なっている為、一概に同じクロック周波数だから同じ性能が出るとは言えません。両社のクロック数を“ざっくりと”比べて同じくらいの値だったら同性能帯だろうと推測し、後は同じメーカーのCPUの間で性能を比べるための指標とするべきでしょう。

しかし、最近はIntel社の「Core」というCPUなら「Core 2 Duo E6300」「Core 2 Duo E6400」、AMD社の「Athlon」というCPUなら「Athlon 64 X2 Dual-Core 3600+」「Athlon 64 X2 Dual-Core 3800+」といったように、型番にはクロック周波数をそのまま表記せず、「モデルナンバー」という各社独自の表記で性能や用途を表しています。「Intel社の数字の前のアルファベットが「E」だからデスクトップ向けのCPUなんだな」とか色々と判断材料はあるのですが、面倒な説明は止めておきましょう。買いたいパソコンの性能に合ったCPUのモデル名を押さえておく(※)ことと、最後に表記された数字の大きいほうが性能がよいことを知っていれば十分です。

※買いたいパソコンの性能に合ったCPUのモデル名を押さえる方法:電気店の広告などをチェックして、自分の求める機能や価格帯と、そのワンランク上の機能や価格帯のパソコンを見つけ、その詳細欄に載っているCPUのモデル名をメモします。BTOでCPUを選ぶ際に同じ名前のものを探しましょう。

ただ、インターネットで購入時にCPUを選択する際、選択肢として大手販売会社が提案してくるCPUならば、一番低い能力のCPUでもインターネットやメール、ワープロや表計算、年賀状、デジカメ画像編集に使うくらいなら十分すぎる能力を持っています。逆に3Dグラフィック、ゲームや動画編集等の利用を主目的として考えている場合は、高い能力を持った(高価な)CPUを選択しないといつまでたっても処理が終わらなかったりエラーが頻発したりしますのであしからず。

しかし、予算の大半をCPUだけに投資するのはいけません。パソコンの快適さを左右するのはCPUだけではないのです。特に後述する「メモリ」や「ハードディスク」等と一緒にバランスを考えて予算を配分しましょう。


*CPUの具体的な比較方法*
CPU同士を比較する際には、基本的にクロック周波数の数値が大きいかどうかで判断します。数値の大きいほうが処理能力が高い(高速)と言えます。

例えば、
インテル(R) Pentium(R) M プロセッサー 740(2MB L2キャッシュ、1.73GHz、533MHz FSB)

インテル(R) Pentium(R) M プロセッサー 735(2MB L2キャッシュ、1.70GHz、400MHz FSB)
という選択肢があった場合、1.73GHzと1.70GHzがクロック周波数の値です。1.73GHzのほうが数字が大きいので、上のCPUのほうが能力が高いといえます。

そのほかの数値も大きいほど能力が高いと考えてよいでしょう。

キャッシュメモリとは

CPUとメモリの間にある、メモリより数十倍速く処理を行える領域のこと。1次キャッシュ、2次キャッシュなどと領域の数に応じて呼ばれています。高級なCPUの場合、3次キャッシュメモリまで作っていることもあります。

CPUとメモリ間のデータ転送速度の差を補完して処理速度を上げる役割を担っており、領域が広ければ広いほど高速にデータをCPUに伝達できるので速度が上がります。

上記CPUの比較例では「2MB L2キャッシュ」がその部分に当たっており、2MB(メガバイト)が2次キャッシュです。

FSBとは

データの通り道の幅です。幅が広いほどデータがスムーズに行き来することができるので速度が上がります。上記CPUの比較例では「533MHz FSB」「400MHz FSB」がその部分に当たっており、数値の大きい533MHzのCPUのほうが能力が高いということになります。

□次に確認しておきたい知識→メモリ

BACK